スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

申込完了

始めなければ何も変わらない。
生まれて初めて「お勉強」に関して抱いた
コンプレックスを返上できるかどうかの、
そういう、チャレンジだと考えよう。

きみたちも何か始めるんだろう、
と彼は言った。

2年後にこの日記を直視できるように。
矜持は硝子ではない、折れない樹脂だ。

スポンサーサイト

2012.10.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

映画「鍵泥棒のメソッド」


おもしろかった。おもしろい映画を観たなあという感想が第一に浮かぶ類のおもしろさ。
出だしから笑えて、要所要所で笑えて、手に汗握って、祈って、安堵して、笑う。
このテンポのよさは、脚本も一役買ってはいるが、役者に負うところが大きいだろう。
「この役者の持ち味」を踏まえたうえで、活きる役柄と速度の物語を持ってきている。

「鍵泥棒のメソッド制作委員会」は、テレビ関係の組織から構成されてるのだろうか?
こういう物語のつくりかたは、テレビの系譜という気が、なんとなくする。
正統派の映画というものは逆で、物語があり、物語世界を忠実に再現するための
再生力の高い2次元世界があり、役者は2次元になりきって物語に自分を嵌めこむ。
なかなか対照的だなあって。

とかいう抽象的な話はさておき、おもしろーいです、よ! もう一度観てもいい。
なにげに堺雅人香川照之のスーツ姿を堪能できるイケメソスーツばんざい映画でもあります。
香川照之のあの肩幅……うう、埃ひとつないブラックスーツは芸術品です! ありがとう!!
男子はカタイ眼鏡の広末涼子(元祖あひる口じゃないかいそういえば)に萌えるといいよ。
じっさい女子がみてもかわいかった。あんなヒロスエが落ちてたら友達になりたい。

そして吉井和哉さんが数字で顔を覗かせます。ちらっちらっと。
最後のテロップでー、「点描のしくみ」作曲・作詞吉井和哉 っていうの
写メりたかったけど渾身のちからで食い止めました。著作権法違反だもの、ね!!(職業倫理)

というわけでテロップのためだけでもDVD買うか検討いたします。
映画のあとはカラオケいって点描うたって焼き鳥たべましたw

2012.10.15 | | コメント(0) | トラックバック(1) | 感想

2012.10.14 水無月雨夜

 
 あなたは虹を抱えている。あなたの胸の前には透明なドームがあって、虹は外界を遮断した中空にぽっかりと浮かんでいる。胸の前にドームがあっては当然ながら暮らしにくい。他人とぶつかりやすく、自分も傷を負いやすくなる。樹脂に似た材質の外壁は、弾んで指先を跳ね返し、爪を立てても沈んで受け止める。半月形の痕が残る表面を見てあなたは溜息を吐く。選択の余地がないことをあなたは既に知っている。理由も猶予も期限もなく、ドームは初めから存在した。あなたの指さえ受け入れない独立の空間。他人の眼には気詰まりな場所塞ぎに違いない。どんなに抱き合おうとも、ドームがある限り相手とあなたが密着することはない。

 あなたが虹を見つけたのはそんな夜だった。弾力あるドームが他人を押し返しあなたも押し返された夜。あなたはバーのスツールに腰掛けて酒を飲んでいた。紋切り型を踏襲することで一切合切が虚構にならないかと頭の片隅で期待していた。喉を焼く酒が胃の腑まで焼き始めた。翌日の休みが二日酔いで台無しになることをあなたはむしろ希っていた。ドームこそ抱えているが、あなたは人に冷淡な性質ではなかった。あなたは幾度も反芻した、ハードリカーを噛み締めながら、自らの言動を繰り返し再生した。あなたはあなた自身に過ぎないというのがあなたの結論だった。一重瞼で斜視の瞳、低い声、納得を行動要件とする頑なさ。ともすれば不機嫌の表出と解釈され他人を困惑させるかもしれないそれらの要素は、手入れされた肌やすらりと伸びた指や約束への忠誠といった美点で相殺できるものではなかった、矜恃で保持する美点がかえって他人への威嚇になり得ることまであなたは承知していた。

 あなたはさらに杯を重ねた。視界が滲んで狭くなった。潮時だとあなたは判断した。これ以上は飲酒でさえない。あなたはバーテンダーに会計を申し出、あわせて水を所望した。バーテンダーは水にライムを添えて寄越した。ロングカクテルのようだとあなたは笑った。ストレート、ダブル、を繰り返した客に向ける気遣いとしては破格だ。あなたはグラスを掲げて飲み干した。水があなたの喉に頬に流れた。カウンターにグラスを戻したとき、胸元に漂う色彩に気づいた。
 虹が、とあなたは言った。心の中で。あるいは声に出ていたかもしれない。バーテンダーがあなたを見てほほえんだ。あなたはそのまま唇を動かす。あなたが信奉するロックスターの歌声は、血液成分となってあなたの体内をめぐっている。

あめは、ふるのに、はなは、なかなか。

あなたは声を立てて笑い始める。笑いながらバーを後にする。外は闇夜、六月の長雨は当分続きそうだ。

2012.10.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 創作

お友だちのリンクを貼るよ


突然活動的にブログを更新しだす私。
そうだよさみしいんだよ。秋だからね。

というわけで、最近仲良し(のふり)をしている
まぬけづらさんのブログをリンクに追加しました。
姉の親しいひとでもあり、
詩架の貴重な常連読者さまでもあるよ。
ブログでときどき感想書いてくれる。ちょううれしい。

詩架のブログもなんとかしなきゃー、なー。

2012.10.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 挨拶・説明

藤原伊織『ひまわりの祝祭』たぶん二度目

2012.09.30読了

語弊があるけれど
記憶に残っていた本作よりも「稚拙」。

気取りの強い文体

突然降ってくる若くて美人のヒロイン
の陰に満ちた過去 と 意外な知性
彼女の職業(そう、もちろん娼婦です)

隠遁生活を送る子どもっぽい主人公
しかし知能は高い
彼がかつて幸福に愛し合った妻
今はもういない。

経済界の黒幕である老翁
美しく有能で感じのいいゲイの秘書

ヒロインが扉を開き
黒幕が主人公を導き
主人公は過去の秘密を暴く
血が流れる


**

とてもとても典型的なハードボイルド小説の筋書きですね?
しかしながら、私が即座に連想したのは、一般には
ハードボイルドには分類されないであろうある小説だった。
(大して意外でもないけれど。そもそも有名小説なので、どちらも)
構成があまりに似すぎている。ラストに至るまで。
それともこの両作がハードボイルドの典型を踏襲しているだけなのか?

**

「稚拙」と違和感抱いた点など列挙。

・麻里が出てきて、ラストでああいうふうに絡む必然性が不明瞭
(実際には麻里がいなくても物語はスムーズに展開できる)
(奥さんだけでもヒロインの彩りは添えられると思う。麻里あんまり動いてないし)

・奥さんの選択の必然性が不明瞭。主人公の解釈まで飛躍がある。
(その選択肢以外にも、秘密裏に対応する方法はあったはず)
(そして別の選択のほうが、主人公にとって善だったはず)

・とにかく登場人物が多すぎる。佐藤君もなんなら要らないはず。曽根もなくてもいい。
(アイコン的な人物配置が多すぎる。そのぶん一人当たりの役割が薄い)


→総じて考えると、藤原伊織は本作で
 「ハードボイルドのお約束」を全部やってみようとしたのかなー などと想像する。
これだけ飾りを使わなければいいものを書けないような薄い作家ではない。
たぶん、意図的。

もうちょっと時間をかけて作者の意図を追ってみたい作品。


※ちなみに充分おもしろいです。読み物としては。

2012.10.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 感想

台風一過

昨日の大阪はすごい嵐だったーよー。

ええと。前の日記の続きは要らないな、
どうなったかは私が一番知っている。というか
私の身体が一番知っている。(やらしい意味ではなく!!)


今は解も解法もないのでそっとしておきましょうね。
ときどき締め付けられるような動悸とか、息苦しさとか
そういうものが産まれる強さの感情を持っていた
ということの僥倖に思いをはせる。

感謝や好意を投げたいけれど、まだ説得力もないから黙ってる。
つまりはそういうことにする。

おお。すっごい。言葉にならなくて短文。
わたしが! 言葉を! 見失うとな!!
ザッツジョーカー。勝手に押し着せてごめんねえ。

2012.10.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

«  | ホーム |  »


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。